アスパラガス
アスパラガスの歴史は古く、古代エジプト時代から食されていました。日本では昭和になってから本格的に栽培が始まり、食卓に出るようになったといわれています。当JA管内では、ほぼ全域で栄養満点の「グリーンアスパラガス」を栽培しています。
春は大地からの養分をしっかりと蓄えてみずみずしく育ち、夏は太陽の光をたっぷりと浴びてグングンと生長します。
アスパラガスは栄養分が豊富で、先端にはルチンが多く含まれています。ルチンはそば、アスパラガス、トマトなどに多い成分です。
また、アスパラガスは名前の由来である「アスパラギン酸」を多く含み、ほかにもカロチン・ビタミンC・ビタミンE、葉酸、食物繊維など数々の栄養素に恵まれています。特に根本には「プロトディオシン」が豊富に含まれています。
当JA産のアスパラガスは、大地と太陽の恵みを受けて太く、まっすぐに育ちます。色鮮やかなグリーンを身にまとい、味は甘く柔らかい自信作は、主な出荷先である首都圏の市場からの評価も高く、JA管内の主力農産物として他の農産物をリードしています。
平成25年から半促成栽培(ハウス栽培)が始まり徐々に栽培面積が増えています。半促成栽培は露地栽培よりも収穫時期が約2か月長く、みずみずしく太物が多く収穫できることが特徴です。
半促成栽培の出荷量が増加したことなどから、令和4年度には、部会設立以来初めてアスパラガスの販売金額が2億円を突破。令和4年度の販売実績は、前年度比122%となる過去最高の2億4千万円に達しました。
選別は全量共選を行い常に一定の品質を保ちながら、市場出荷以外にも地元の学校や病院給食の地産地消にも取り組んでいます。
アスパラガスの豊富な栄養成分
ルチン
動脈硬化や高血圧などを予防するといわれています。
アスパラギン酸
アミノ酸の一種。疲労回復や美肌効果があるといわれています。
セレン・グルタチオン
細胞の老化防止や肝臓の強化に効果があるといわれています。ほかにもビタミンB1、B2、葉酸が多く含まれるほか、β-カロテンやビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、亜鉛なども含まれています。
おいしいアスパラガスの選び方
スーパーなどで「アスパラガス」を選ぶときのポイント!
- 穂先がしっかりとつぼんでいるもの
- 穂先の色が濃いもの
- 全体が均一の太さでまっすぐなもの
オススメの調理方法
茹でて調理することが多いアスパラガスですが、実は茹でると水溶性ビタミンを失ってしまいます。
このため、1.焼く 2.揚げる 3.電子レンジでチン!といった調理方法が栄養を逃さずに食べることができるのでおすすめです。夏のアスパラガスは、皮むき器で根元の表皮を剥くことで柔らかさがアップし、さらにおいしく食べられます。
ミニトマト
太陽の光をたっぷり浴びた、しんせいのミニトマト
赤、黄、オレンジなどたくさんの色と形、品種があるミニトマト。
当JA管内は、真っ赤な「ミニトマト」を栽培し、東北でもトップクラスの産地となっています。
生産農家は、「畑も土づくり」を合言葉に健全な根を育て、気象変動に強い栽培管理を行っています。
安全・安心でおいしいミニトマトを消費者に届けようと、生産農家は糖度をのせるために太陽の光をたっぷりとミニトマトに浴びせ、果色がしっかりと赤になってから出荷するよう心がけています。
JAが誇る「畑の赤い真珠」の味は絶品!
本物のミニトマトをぜひ、ご賞味ください。
JA秋田しんせいミニトマト栽培スケジュール
秋田の冷涼な気候を生かして夏秋栽培を行っています。
4月~7月 | ●苗の定植 |
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土壌診断を元に圃場づくりのアドバイスを行い、適切に施肥した圃場に苗を定植します。 | |
6月~8月 | ●現地講習会 |
生産者のハウスを会場に「病害虫防除」や水やりなどの管理、生育状況について情報交換を行います。 | |
●出荷物確認会 | |
生産者どうしで収穫したミニトマトの品質を確認します。 | |
●出荷・販売 | |
玉の大きさにより選別し、品質をチェックして出荷します。 |
おいしいミニトマトの選び方
スーパーなどで「ミニトマト」を選ぶときのポイント!
リコピン、ビタミンA・B1・B2・C・E、βカロチン、鉄分、ミネラル、繊維、グルタミン酸、アミノ酸など豊富な栄養成分を持つミニトマト。
- 球形で赤く光沢があるもの
- ヘタがしっかりしているもの
- 粒がそろっているもの
・・・と良く言われていますが、トマトの味は品種や産地、栽培方法によって味にかなりの違いがあるので、間違いがない方法が一つ。
JA秋田しんせい産のラベルを覚えて、ご購入いただけるとおいしいミニトマトが選べます。
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オススメの調理方法
生で食べたり、サラダに入れることが多いミニトマト。
加熱しておいしく食べられます。炒め物や煮込み料理、パスタソースに使うと彩りも良く、おいしさが増します。
しいたけ
当JAのしいたけは主に大内地区を中心に栽培が行われています。オガコとナラ材を混ぜた菌床ブロックで年間を通して、栽培しています。
しいたけには”エリタデニン”という成分が含まれています。エリタデニンは血中のコレステロール量を低下させる作用があり動脈硬化の予防を期待できます。この成分は、キノコの中でも現在マッシュルームとしいたけにしか無いことが分かっており、マッシュルームにはごく微量しかないため、しいたけ特有の成分といっても過言ではありません!その他にも食物繊維が豊富であり、ダイエット効果も高く、生活習慣病予防にもおすすめです。ぜひ、食事に取り入れてみてください。
キャベツ
当JAでは業務用に使用される寒玉系キャベツを栽培しています。品種は「冬おもい」「金剛」「あさしお」がメインです。
販売は全農秋田県本部の直販事業により、直接加工業者へ出荷されます。加工されたキャベツは主に幸楽苑様、ガスト様、吉野家様、大阪王将様へ納入されています。
小菊
小菊は主にお盆やお彼岸の仏花として使用され、専門店からスーパー、ホームセンターなどで幅広く販売されています。需要がお盆・お彼岸に集中するため、需要期に合せた栽培・出荷が重要となり、生産者が丹精込めて栽培しています。
栽培について
- 栽培期間が100日と短いので露地で比較的容易に栽培できます。
- 苗の自家栽培が可能なので費用を軽減できます。にかほ市にキク種苗供給センターがあるので管内の生産者であれば購入も可能です。
販売について
- 需要期である8月お盆と9月彼岸の時期に合わせて出荷しています。また、色は赤・白・黄の3色をバランス良く栽培し、安定した販売に取り組んでいます。
- 北海道から関西まで全国各地へ販売し、需要期は相対取引をして農業者の所得向上を目指しています。